O.M さん
2021年入社
航空機整備会社
航空機整備会社で、海上自衛隊所属の航空機P-3Cの電気改修を担当しています。一等航空整備士・航空無線通信士として、無線・航法などの電子電気関連の整備や、追加および改修するシステムの電気電子配線などの作業を行います。また、改修作業が無いときは、電気改修以外の作業を行うこともあります。
前職では航空機の出発前後の点検や定例整備を担当していましたので、電気専門部署での仕事は初めてでした。専門部署ということで業務内容はとても細かく、わずかな異常も見逃さないよう細心の注意を払いながらの業務は大変ですが、失敗から学び、職場の方々から指導をしていただきながら、知識や技術を自分のものにできるよう日々励んでいます。
航空機整備会社は整備・改修を行う会社であり、エアラインのように飛行機が飛び立つところではありません。本来の夢とは少し違った道を歩いていますが、一等航空整備士としての技術に磨きをかけ、技術者として、社会人として信頼される人間になれるようしっかりと技術を身に付けて成長していきたいと思っています。
N.M さん
2014年入社
大手重工会社
検査職場に配属されてから、主に誘導武器・宇宙機器関係の検査業務を担当しております。機器の組み立て作業の各工程に対して検査を行うため、他社様から購入した部品の検査・社内組み立て工程における検査・出荷前製品の最終検査と、製品の品質の大部分に関わる業務となります。製品の検査が主とはなりますが、その他にも顧客との立会検査対応や業務調整、品質改善のために技術資料の改善提案なども行います。
製品の検査を行う際にはモノを見る目だけでなく、その製品の仕組みや運用方法などを知り、発生しうる不具合を予測することも必要となります。この仕事に初めて関わった際には、こういった知見の不足を先輩や上司に聞いて助けていただいたことが強く心に残っています。今でも新しい製品に携わるときは品質保証部だけでなく技術や製造の各担当者からも話を聞き、幅広い知識の習得に努めています。
これまでの業務の中では、新規開発製品の試作から量産初号機まで関わった案件が印象に残っています。社内工程における各部署との打合せや客先立会検査対応など一連の業務を通して、様々な立場の視点から品質を考える機会になりました。試作から関わってきたこともあり、納入の際には大きな達成感を得られました。
品質保証の仕事は活動の成果が認知されづらい部分もありますが、顧客の信用・信頼に直結する重要な仕事です。これからも自身の仕事に責任を持ち、より高い品質の製品を出荷できるよう精進していきたいと考えています。